2015年夏公開作品「バケモノの子」の製作現場に密着した300日の記録を通して、映画作りに命を捧げた男の仕事に迫る! 「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」など、数々のヒット作を手がけ、国内外で高い評価を受けているアニメーション映画監督・細田守。 一貫して据えているテーマは「人生の肯定」。作品の多くは希望に満ちた物語である。しかし、細田自身は、燦々(さんさん)と光り輝く道を歩んできたわけではない。あきらめずに挑戦を続け絶望の底からはい上がってきた、その自らの経験に裏打ちされた信念が細田を突き動かしている。細田が映画監督として歩んできた道とは、そして細田が映画に込めてきた、ある思いとは――。