三浦しをん原作「まほろ駅前」シリーズの映画化を手がけた大森立嗣監督が、再び三浦の小説を原作に描くサスペンスドラマ。過去の忌まわしい記憶に翻弄される3人の幼馴染の姿を通して人間の心の底を描き出す。東京の離島・美浜島で暮らす中学生の信之は、幼馴染で唯一の同級生である美少女・美花と付き合っている。ある日、島を大災害が襲い、信之と美花、信之を慕う年下の輔、そして数人の大人だけが生き残る。島での最後の晩、信之は恐ろしい暴力から美花を守るため、取り返しのつかない罪を犯してしまう。それから25年後。島を出て妻子と暮らす信之の前に輔が現われ、25年前の事件の真相をほのめかす。信之は美花を守ろうとするが、輔は記憶の中の信之を取り戻そうとするかのように2人を脅しはじめる。大人になった信之役を井浦新、輔役を瑛太、美花役を長谷川京子がそれぞれ演じる。